ウェブ制作における「非常識な常識」の考え方を分析してみた。

ウェブ制作における「非常識な常識」の考え方を分析してみた。

非常識な常識って言葉が頭の中に残っていたので、しばらく考えていたが、ウェブ制作に関して「非常識な常識」には概ね意味が2つあると自分のなかで考えがまとまった。

「その業界の常識は一般的な常識ではない」という意味

男性の背中

今までいろいろなお客様のサイトを作成・保守させていただきましたが、お客様は長い間そのお仕事をされている方が多く、業界知識も多いご担当の方もいらっしゃいました。

「勉強不足で申し訳ありませんが教えていただけますか?」

話の流れの中で分からない言葉が出てきたときに必ず聞くようにしている。なるべく早く聞いておかないと後々話が噛み合わなくて面倒になるからだ。

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だが、それだけが理由ではない。

その業界の知識が一般的に認知されていない場合、圧倒的な魅力を持つキラーコンテンツになりえるからだ。

例えば

  • 航空路線の便名は羽田空港発の航空便が奇数番号、地方空港からの出発が偶数番号になっている。(概ね国内線の羽田発着の場合)
  • 電気の流れはプラスからマイナスではなく、実はマイナスからプラスに流れている。

豆知識な例しかないのは申し訳ないが、その業界では当たり前のことでも初めて触れる人にとっては重要な情報であり、必要な情報であることが多い。

こんな豆知識だけでも1ページスクロールくらいのコンテンツが思いつく。

とくにウェブサイトは問題や欲求を解決してくれるツールなので、「知らない人にとってどれだけ役に立てるか・問題を解決できるか」が必要な考え方だと思っている。

ウェブサイトを見ている閲覧者の知識レベルは提供側には分からない。

その点を解決するためには制作側(この場合は制作会社など)が一般的に知られていないけどこの業界の魅力はなにか?このお客様の持つ強みはなにかを導き出すべきだと思っている。

お客様担当者がその意識を持っていてくれることは稀なので、打ち合わせ等で情報を引き出して行かなければいけないと思う。お客様の要望だけをタスクにしていたら良いものなんて作れない

なので、「自分たちの常識は一般的な常識ではない」という意識をもって取り組んでいくと良いと思う。

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「自分の常識がおかしくなっていないか?」の意味

strange

これは自戒の意味も込めて自分自身に向けた言葉です。先程の担当者のように自分がならないようにするためにどうするべきかを考えた。

常識はこれまでの経験や得た知識から形成される判断基準だと思っている。

判断基準が最適でないからミスをしたり、複数を判断基準をもつことで的確に選択肢を振り分けられたりする。

ただ、判断基準が常に正しいとは限らない。常にアップデートしていなければ行けないと思っている。

常識は以下のものに左右される

  1. 時代の流れ・流行
  2. 価値観の変化
  3. 法律の影響
  4. 自分の精神状態や体調の状態

つねに時代は変化し、人間は年を取り、新しいものに対する取り組みのスピードは何もしなければ古いままで更新されない状況になると思っている。

とくにIT技術は日進月歩で進んでいき、適用される領域も拡大していっている。そんな中、昔の常識をいつまでも持っておくことの危険度を感じ取っているだろうか。

2018年にサイトの打ち合わせを行ったときに「サイトのトップにカウンターを付けたい」と言われた。その人の常識は15年前で止まっていた。もちろん担当者はITの専門家ではないしHTMLが書けるわけでもない。

ただ、時代の流れを見れていなかったのだろう。普段見ているウェブサイトがどう変わっていったのかを。

「老害」という言葉をよく耳にする様になった。特に高齢者の交通事故が増えているので高齢者を取り巻く環境はより厳しい目にさらされていると感じている。

もちろん全ての方がそうではないとか思うが、「価値観の変化」に対して対応できていない方が「害」と表現されている風潮はある。

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「タバコの煙が健康に対して良くはない」という30年前では取り上げられなかった事も今では分煙化・禁煙化の動きとして価値観が変化し、そして流行や価値観の変化が法律や条例などで明文化されていき、世の中の行動基準ががアップデートされる。

4番目の項目は正常に判断できない状態に陥りますね。飲酒や違法薬物も極端な例ですが体調の状態が正常ではないので判断基準が狂う。

そういうときには判断しないことです。もしくはそうなりそうな時には判断しない状況にするということが大事だ。「飲むなら乗るな」だ。

これら4つの常識が影響される内容を知っておけば、時々自分の常識を振り返ることができるようになり、過去との違いを比べることで流れを汲み取ることができる。

今持っている常識が今後絶対的に変わらない事はありえないのです。「昔はよかった」なんて事を言っている暇があったら昔のことを忘れるくらい新しいことに取り組んで、常識をアップデートしていきたい。

そして、いままでにない手法・デザイン・デジタルマーティングの分野で潮流を読めるようになるには広い視点が必要だと思う。

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