新サイト作成中などでドメインのIPアドレスを変更してサーバーを参照するように設定する場合があると思います。今回紹介する機能拡張を使えば簡単に書き換えができるのと、ちょっとしたテクニックでサイト制作に役に立つ使い方を紹介します。
バーチャルでサーバーを立てていたり、ローカルに設定しているサーバーにブラウザでアクセスする場合にはhosts設定を書き換えてアドレス(ドメイン)とIPの設定を追加して、向き先を変更するのが一般的です。
WindowsならHosts File Managerを使えばGUIでも操作できるので便利ですが、Macの場合はHostsをインストールしてシステム設定から切り替える方法が多いかと思います。
HOSTS設定で困ること
hostsファイルを書き換えた場合に困るのは現状公開されているウェブサイトとバーチャルで設定したサイトを同時に開くことができないことです。
サイトの移設や情報の比較のときには左右に並べたほうが便利な場合があります。そこでGoogle Chromeの機能拡張を利用して開く方法を紹介します。
Virtual hostsを使ってIPの向き先指定
GoogleChromeの機能拡張Virtual hostsはブラウザレベルでドメインの向き先IPを指定してくれますので、わざわさシステム情報を書き換えなくても大丈夫な仕組みになっています。
設定方法
プラグインをインストール後、アイコンをクリックすると画面が表示されるので、上の入力欄(VHost Domain)に切り替えたいサイトのドメイン、下のVhost IPに向き先のIPアドレスを書きます。
設定を有効にしたい場合には「Enable」にチェックを入れてください。
これで設定は完了です。
サイトを2つ表示する方法
Virtual Hostの機能拡張を有効にしたらシークレットウィンドウを開きます。通常のウィンドウ、シークレットウィンドウ、それぞれで同じアドレスを表示すると現状サイトとバーチャルのサイトを同時に開くことができます。
シークレットウィンドウの開き方は以前記事にしていますのでご確認ください。
まとめ
これならhostsファイルの操作に詳しくなくても設定できるのでお客様に新しいサイトを見て頂く場合にも簡単に設定ができるので、わかりやすくいいですね。
設定情報は1つだけしか保存できませんのであくまで簡易的なものにはなります。
hosts設定変更と使い分けて見ると良いと思います。